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       できる購買部長のかしこい購買戦略       第0002号

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        ◆今日のテーマは、「購買スタイル」、です。
購買スタイルを従来型から転換することの時代的な理由を概説します。一言で言うと尖ったスタイルが求められていると思います。

       

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こんにちは。

   化学原料コストダウン研究所 所長の山本です。


 さて、今日は、「購買スタイル」について考えてみたいと思います。

 前回、原料の購買・調達部門での仕事の中で、購買の企画(何をどこからいくらで購買するか?と、コストダウンを計画・推進すること)が非常に重要であると書きました。

 これらを実行していく場合、購買スタイルと言う一見見えにくいものがあります。意外と、購買部門の人は気づいていないのかも知れません。心理的状態と行動の規範を形成している部分になります。


 「丸く仕事をする」か、「尖って仕事をする」か。これが購買スタイルの2つの典型です。

 「丸く仕事をする」とは、下記のようなものから構成されています。

1)他部門が実質的な主導権を持っており、購買部門は対応するスタンス
2)部門内の仕事の進め方は、受動が基調になっていて、
 a)情報は社内外から入手するものを信用し、自力で取得や検証はしない
 b)調整ではターゲットは曖昧にして、変幻自在であることを旨とする
 c)社内説得には他から入手した情報を転用し、自作はしない
 d)全てにそこそこレベルを是とする

 まあ、言って見れば、要領よく、バランスよく、となっています。

 

一方、対極にある「尖って仕事をする」とは、下記のようなものです。

1)購買部門が主導権を持っており、社内他部門に対応を求めるスタンス
2)部門内の仕事の進め方は、能動が基調になっていて、
 a)情報は社内外から入手するものは信用せず、自力で取得や検証をする
 b)調整ではターゲットを明確に設定し、他を誘導することを旨とする
 c)社内説得には他から入手した情報を転用せず、自作する
 d)全てに理想レベルを是とする

 こちらは、強引に、強烈に、とでも言えるのでしょうかね。

 

 購買課長であるあなたは、どちらの購買スタイルを今まで重視されていましたか?


 そして今からはどちらを重視されますか?

 

 

 弊社がお奨めするのは、後者の「尖って仕事をする」の方です。こちらを重視する背景には、下記のようなことが挙げられます。


1)受動の購買スタイルは従来からの日本で尊重されてきた形でしたが、この甘さでは自由競争原理が益々徹底されて行く世界の中で伍していけなくなるのは目に見えています。一国の閉じ込められた社会の中では
通用していたこのスタイルですが他国の人にはこの農耕民族的文化の価値を認めてはくれません。

2)現在の立ち位置を正確に認識して、理念やビジョンに根ざした戦略の上に立って全てのことを考えていかないと、購買部門の進化は実現できません。しかし、その立ち位置自体が、不足の情報と不確かな情報で霞んでいてまともに認識できているのかどうかが怪しいのです。これでは、正確な問題認識もできにくくなり、本格的な問題解決をしない状態に落ち入ってしまい、10年たっても昔と同じ基本構造で仕事が運営されていることになります。

3)利益の源泉として購買部門が大きく期待されているこの時代ですが、情報が仕事の決め手である購買部門で使う情報を人に頼っていては判断を誤りかねません。発信者の意図を含んだ、貰った情報が信用できるはずがありません。部分的には正しくても、都合の悪い部分には情報の歪みを必ず持ち込んでいるに決まっていますから。(例えば、競合他社を教えて貰ったつもりでも、最も強力なライバル会社は入っていないとか、最も恐れている海外のライバル会社は除かれているとか、日本国内に限ってしか教えて貰えないとか・・・。購入価格の妥当性をそれとなく頼んでも、日本国内でのそれなりの価格は教えて貰えたが国際的に通用している価格は教えてくれないとか・・・。)

4)情報は網羅性と信憑性の両方が満たされていないと全体を鳥瞰することはできなくなり、歪んだ現状認識を持つことになってしまいます。そこそこの情報をベースにしてそこそこのレベルで仕事を構築するのでは本物の経済合理性が追及できません。


 要するに、従来の購買コンセプトそのものをひっくり返さない限り、会社に大きく貢献できる購買部門には変身できないのではないでしょうか?
 従来のやり方を否定して、「知らずに買うのではなく、知った上で買う購買部門」に転換することが今必要になっているのです。

 その一例を挙げると次のような状況です。

 原料Aを現在@300円/kgより20%安く買う(現状より**%と言う表現:20%安い@240円/kgが妥当かどうかが判断されていない)ようにするのではなく、根拠のある目標@150円/kgで買う(%ではなく価格そのもので表現:@150円/kgが妥当かどうかがしっかり判断されている)ように
することです。

 


 しかし、この購買スタイルは理想論であって、実際には出来ない相談ではないか?と思われるでしょうね。

 確かに現在までの化学原料の購買ではあり得ないことでしたからね。

 


 でも、それは、全部自分らでやろうとするから苦しくなるのです。

 これこそアウトソーシングしたらよいのです。

 


 今までアウトソーシングと言えば、誰でも出来るルーチンワークの部分をやらせるとのイメージで捉えられがちですが、逆もあるのです。


 そこにしかできないアウトソーシングとして、弊社に委ねればよいのです。

 

 弊社が提供する情報類は、網羅性と信憑性を兼ね備えた、他では得ることが出来ない情報ばかりです。勿論、今までにはなかったこれから多用されていくものです。ですから正に新しい購買コンセプトです。


 「餅は餅屋」と言う諺があります。協働して事に当たれば従来よりはるかに質的に高いレベルの購買を実現することができます。
 もうこれからは、経験・勘・度胸・人情・感覚的・定性的などに頼る時代ではありません。定量的・科学的・合理的・経済的・論理的な購買の時代が始まろうとしているのです。


 弊社が提案している購買コンセプト(購買とは、知らずに買うのではなく、知った上で買うもの)が今から日本中にどんどん普及して行きます。

 あなたの会社もこの購買コンセプトを実行しなければ生き残れなくなります。何故なら、あなたのライバル会社ではもう活用を真剣に考え始めているのですから。

 

 


 では、具体的にどうやれば力強い、実効の挙がるものにすることができるでしょうか?
 大きな力として会社に貢献することができるようにするには何をすればよいのでしょうか?

 社長の視点で常に考えておられる購買課長のあなたはいつもこのことが頭から離れないのではないですか?

 では、次回から更に議論を深めて行くことにします。
 
 次回をお楽しみに!

 

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◆あと書き

 私事で恐縮ですが、一部上場企業を中心とする関西の化学会社の協会(社団法人:近畿化学協会)の技術アドバイザーとして登録されましたので活動を開始いたします。
 担当領域は、「化学原料の合理的購買のための支援」です。無料相談も可能ですので、同協会に加入されている企業でご希望される方は、遠慮なくご利用ください。申し込みは協会へ直接お願いいたします。

http://www.kinka.or.jp/
TEL:06-6441-5531
FAX:06-6443-6685

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   化学原料コストダウン研究所 山本恒雄 aipyamamt2007@ip-labo.jp

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