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       できる購買部長のかしこい購買戦略       第0032号

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  ◆今日のテーマは、「人材育成と教育(その22:個人の購買能力19)」
(海外を含めたメーカー製品群の調査分析力について概説します。世界中から購買先を賢く選定するための条件の1つがこれであり、複数の候補先の強み弱みを見極めて行く必要性とその能力が部下には求められていることを解説しました。あなたは一体何をしたら良いのでしょうか?

             

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こんにちわ。山本です。

 前回は、【販売価格の推定】に関して、何故必要なのかを確認した上で、最も不透明な適正利潤をどうやって根拠のあるものにして販売価格に行き着くことができるのかを解説しました。あなたはそのためにどんなことをすると決心されましたでしょうか?

 

 今回は、【メーカー製品群の調査分析力(海外含む)】です。


 ちょっと古過ぎるかも知れませんが、40年前と言えば海外に工場を構える化学系企業は極めて少なかったのではないでしょうか?


 しかし、化学業界も今ではグローバルな展開は当たり前のことで、それに伴い原料も世界中から購買することが広がってきているのはご承知の通りです。


 そんな訳で、原料の購買先として海外メーカーを視野に入れるのは今では当然のことになっています。(とは言いながらも、商社に丸投げと言うのがまだまだ実態としては多いのかもしれませんが・・・?)


 一方、戦略的な原料購買を実行しようとすると、どうしても取引先企業の製品群を知り、その会社の競合関係になっている他社と相互に比べての強み弱みを踏まえて相手先を賢く選定することも必要になって来ました。


 以前のように、単に、1つの原料を適当な相手から買えば済むと言う発想では立ち行かなくなって来ているのではないでしょうか?


 特に、市況原料のような領域では、世界中の全体像を掴むことが不可欠になってきているのではないでしょうか?


 これはよく言われていることですが、自社の購買に影響を直接的に及ぼす関係性には下記の4つがあります。

1)原料の既存取引先との関係
2)自社内外のユーザーとの関係
3)自社の競合相手との関係
4)原料の新規取引先との関係


 即ち、あなたの購買組織とこれら4つとの力関係がバランスしているのが現実であると言うわけです。


 そして、戦略的な構造改革は、これらの関係を認めることではなくて作り変えることになるわけです。


 但し、購買する立場で考えた場合には、この4つの関係全てに関与することはできません。


 では、出来る部分はどこでしょうか?

 

 コントロールできる関係は、1)と4)だけです。2)と3)は購買部門とは関係ないところで主として決まっています。


 従って、今回のテーマは、1)と4)に関するものとなります。


 即ち、既存の原料購買先と新規の原料購買先(必ずしも全貌は見えていない)について、各社の互いの強み弱みを洞察し、それを自社の購買戦略・戦術に落とし込むことが購買のコントロールできる範囲です。


 従って、原料の購買先たり得る各社の製品群を知ることが必要になるわけです。


 即ち、取引先の製品群、その基になっている製品ラインアップの化学技術的な関係性を鳥瞰することです。


 あなたが購買されている原料がその取引先の中でどのような位置づけにあり、他の製品群とどんな関係になっているのか、その結果として、その取引先はどこに強みがあり、どこに弱点があるのか?


 そして、そのことが自社の購買戦略・戦術にどう反映させることができるのか?

 

 さて、では、どうやってそれを知るか?どうやって分析していくか?


 これらが、メーカー製品群の調査分析力(海外含む)と言うことになります。


 内容としては次のようになるでしょう。


A)対象原料の世界中のメーカーをリストアップすること
B)各メーカーの製品ラインアップを調査すること
C)製品ラインアップ相互の化学技術的関係性を理解すること
D)メーカー間の相互比較で各社の強み弱みを分析すること
E)各社の強み弱みを自社の戦略・戦術に落とし込むこと


 さて、あなたの組織内には、この能力は既に備わっているでしょうか?もし、不足しているとすれば何をする必要があるでしょうか?

 

 では、今回はここまで。次回は、【人材育成と教育】の23回目です。

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  化学原料コストダウン研究所 山本恒雄 aipyamamt2007@ip-labo.jp

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