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デビューコース:「開発購買の協働実現」とは、通常行なっているような後追いでのコストダウンをしなくても済むように、新しく購買することになる原料を初めから最適化した状態で購買すると言うものです。
又、原料事情が悪い特殊な原料を設計に組み込んでしまわないように、市場性の高い類似原料を極力活用するように研究開発を誘導することも含まれています。
以下で概略をご説明いたしますので、ご興味のある方は続けてお読みください。
コストダウンすることの本質的問題は何か?
コストダウンは購買の最大任務と言うことで日夜頭から離れることのない日々をお過ごしのことと存じます。
- この原料を何とかできないものか?
- これならこの程度はコストダウンできるのではないか?
- もうやることが枯渇してしまったと思ってもいても上からやんやん言われてたまらない
などなど、コストダウンには悩みは尽きませんね。
しかし、身を当事者意識から少し離れたところにおいて眺めて見ると、コストダウンとは一体何なのかを冷静に受け止めることができます。
それは、
コストダウンと言うのは所詮は後追いの価格是正に過ぎないと言うことです。
通常のコストダウン活動と言うのは、簡単に言ってしまえば、
購買量が著しく増加したタイミング(生産活動が本格化して多忙を極めるようになった頃)になってようやく、「このまま昔からの価格では放っておけない」と認識してから行動が開始されるもの
が殆どだと言うことです。
しかし、このことは、
- 現在、不自然に高価に購買している現実があること
- 現時点までの間、ずっと無駄な金を払い続けて来たこと
- 初めからベストの価格を掴んでいなかったこと
を示しているわけです。
今コストダウンができると言うのは、過去に上手な購買ができていなかった結果に過ぎないと言うことになるのではないでしょうか?
要するに、コストダウンの面から考えると、上記の3.がそもそもの問題なのです。
だからこそ、開発購買の必要性がクローズアップされるのです。
原料を購買し始める段階のところで、総合的な検討によりベストの価格を追求してしまうことがコストダウンよりも遥かに重要だと言うことです。
当初から経済性を追求しているのですから新製品の黒字化を早めることができます。通常であれば長い年数赤字で苦しむ状態を早期に脱出できるのですからその新製品の撤退リスクが低められ、結果として新製品による社会貢献の可能性が高められると言うことになります。
他にもある、開発購買のケース
単価の話に留まらない次のケースなども開発購買の典型例です。
何となく強い必然性もない中で取引先が決まったことがネックになる場合が案外と多きものです。
一旦取引先が決まってしまうと何かと後になって見直す機会は大幅に少ないと言うことです。
それを見直すと言うことは大変な労力が掛かることが多いものです。
スペックでは表現できないような微妙な差異はあって、思ったようには変更できないなどと言う現実に直面するからです。
更に、別のケースもあります。
既にお気づきかと思いますが、特に、原料の変更を厳しく禁止されているある種の業界では、もっと致命的で、一旦選んでしまった取引先を変更することは現実的には不可能と言うことにもなってしまうのです。それはメーカーもグレードも全て固定され、少しの変更も許されない世界です。
そうなってしまうともうそのメーカーからそのグレードを買うしか方法はないのです。
そうなると、当然のことですが、
言い値で買うしかないのです。
どんなに値上げが不合理だと言ってみたところで、買う道しか残されていないのです。
ですから、今更ながらですが、開発購買の重大性がご理解いただけたことと思います。
しかし、現実にはコストダウンなら社内のみんなが喜ぶのですが、開発購買には誰も全く目もくれないと言う悲しい状況が殆どなのではないでしょうか?
開発購買が進まない原因は、一体何なのか?
色々なコストダウン活動よりも開発購買は遥かに難しいからです。(もっとも、それよりもやさしいコストダウンが一杯残っているから手が回らないとも言えるかもしれませんが。)
しかし、それよりも、多分、
研究開発部門から頼りにされるだけのプロとしての購買能力をなかなか整備しにくいからではないでしょうか?
- そんなに安くなる見込みがあるのですか!
- へーっ、驚いたな!そこまで購買ではやってくれるのですか!
- 知らなかったねー、そんなことができるのですか!
- そんなに体系的・抜本的に取り組むことが出来るのですか!
と言った調子で、研究開発部門を唸らせるだけの購買としての専門性があれば彼らはきっと真剣に耳を傾けるように変わるくれるのではないでしょうか?
一方、特に自動車業界や電気業界などでのコストダウン手法として、開発購買と言うのが声高に叫ばれ、専属組織まで設置して全力を挙げていることをご存知だと思います。
その考え方は、主として単価を問題にしたコストダウンよりも遥かに大きな効果が見込めるのは設計段階での資材・部品調達の最適化であるとの認識に立っています。
設計段階を上手くやることによるコストダウンの方が重要だと言うのです。
これを化学業界に当てはめて見ると、次のようになるのではないでしょうか?
一旦、原料物質を決めてしまったらその後のコストダウンは色々努力したとしてもたかが知れていると言う捉え方になります。
研究開発段階で必要とする原料物質をどれにするかは種々のコストダウンよりも遥かに効果が大きいのではないかと言うことです。又、安価に原料を購買しやすいようにプロセス・設備設計を考えることも該当します。
例示してみると次のようなケースが考えられるのではないでしょうか?
- 原料物質Aは独占品で世界に1社しかメーカーはないのに対して、もし原料物質Bが可能であればメーカーは5社いるので比較的安価に原料購買が出来る可能性が高い
- 原料物質Cを選択するとメーカーが限られているので価格が高く、下げられる可能性が少ない。しかし、原料物質をDに変えればメーカーが多数あって競合しているので安価に購買できる
- 製造のしやすさと設備費の削減の面から原料Eの水溶液を設計は希望しているが、それだと特注品を購買することになって高価になる。原料Eの固体を購買することにすればメーカーは多数あるので安価に購買できる可能性が高い
このような観点で研究開発部門と購買部門がお互いの専門性をぶつけ合いながら上手な設計に繋げることが必要になってきていると言うことです。
どうしたら開発購買ができるようになるのか?
それは、やはり、購買の専門性を高めることです。
具体的に言うと、
-
世界中のメーカーを直ぐに探し出せること
-
代替になる別の工業生産状態にある原料をリストアップできること
-
適正価格を予測できること
-
可能な限り直取引にしてトコトン経済性を追求できること
-
必要とする原料を少ない労力で具現化させることができること
などの機能が求められているのです。
では、デビューコース:「開発購買の協働実現」についての仕掛けを以下で概説したいと思います。
使われているのは下記の3つのコア技術と具現化するための遂行能力です。
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ライトコース:「輸入価格の情報」
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販売価格の推定
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サーチコース:「メーカーリストの情報」
この3つは購買の専門性の基本要素です。
では、1つずつ説明いたしましょう。
先ず、ライトコース:「輸入価格の情報」でお客様が知ることが出来る情報は、下記のようになります。
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輸入実績があること
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輸出国
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輸入年月
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荷揚港
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輸入量(kg)/月
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輸入価額(輸出国通貨ベース)/月
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月平均の輸入単価(輸出国通貨ベース/kg)
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輸入年月の為替TTS(円/輸出国通貨ベース)
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輸入価額(円)/月
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月平均の輸入単価(円/kg)
次に、販売価格の推定について概説します。
これは、ライトコース:「輸入価格の情報」が明らかに出来ない場合を想定して、次善の策として適正価格を定める手掛かりを示すものです。対象の化学原料を製造する段階での主変動費と、販売価格と変動費との業界ごとの経験的比率とから推定いたします。
-
主変動費の試算
対象の化学原料の製造法から、コストの比重が低い成分(触媒、添加剤、改質剤など)を除いて上流原料からなる合成反応式を立てて化学量論的に原単位を求めます。それに上流原料の価格に輸入価格を適用して主変動費を試算します。
-
販売価格の推定
次に、変動費と販売価格の関連性を示している統計的データを利用(中小企業庁発行の「中小企業の原価指標」や三菱総合研究所発行の「企業経営の分析」など)して販売価格を推定します。
最後はサーチコース:「メーカーリストの情報」です。
知っている範囲の中から購買するという発想ではなくて、世界中の適したメーカーから購買すると言う考え方に立脚します。
網羅性の高い候補メーカーの各種情報を示すものです。単に候補メーカーの社名を示しただけのものではありません。下記のような情報となっています。
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会社名
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国
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住所
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電話番号
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FAX番号
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E−メールアドレス
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URL
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連絡窓口担当者氏名
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上流原料の生産有無
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類似化合物の生産有無
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その他備考(注意点)
以上の3つの情報を踏まえて、成功確率の高い「開発購買の企画」をご提案いたします。
下記のような項目からなっております。
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開発購買目標の設定
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開発購買の方策の設定(候補原料の推奨、新規候補先の推奨)
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実現のための行動スケジュールの設定
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新規取引先の導入以降の進め方設定
更に、「開発購買の企画」を踏まえて、協働・分担して開発購買の行動を遂行します。下記のような項目が必要になります。
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候補先へのメーカーかどうかの確認(弊社)
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品質スペックの入手(弊社)
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品質スペックの再確認(お客様)
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見積もりの取得(弊社)
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候補先の絞込み(協働)
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サンプルの入手(弊社)
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サンプルの品質評価(お客様)
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購入条件の詰めと契約書締結(協働)
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メーカーの現地査察(お客様)
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新規の取引先への発注(お客様)
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現在の取引先対応(お客様)
以上で、開発購買活動は無事に完了できることになります。
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ご希望される場合は、直接、弊社宛にお電話・FAX・メールなどでご相談ください。
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開発購買をしたい原料を1種だけ選定するのが原則になっていますが、それが困難な場合は、とりあえず3種類の原料情報をご提供していただき、弊社で実現可能性を無料で予測した結果をご報告した上で、どの原料にするか?をお決めいただく方法もございます。
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原則、3ケ月以内に「開発購買の企画」を対面でご納入させていただきますが、込み合っている場合は順番待ちになりますのでご了解願います。その際に、今後のお客様側での活動内容など細部の詰めをさせていただきます。
この後、協働での具体的なアクションが通常少なくとも半年以上続くことになります。
